若年性アルツハイマーとは

若年性アルツハイマーとは?

老齢層の病気だとされがちなアルツハイマー病ですが、「若年性アルツハイマー病」という若年層の人がかかるものがあります。
最近では、「私の頭の中の消しゴム」や「明日の記憶」などで題材にされていて、認知度も高まってきました。
65歳以上の方がかかるとアルツハイマー病といい、64歳以下の方がかかると若年性アルツハイマー病とされており、30代から50代の充実した年齢の方に多くみられます。
そのため周囲への影響も大きく、深刻な状況に陥りやすいようです。
また、アルツハイマー病、若年性アルツハイマー病の原因ですが、まだまだ未知の部分が多く、様々な説が存在します。

現在、アルツハイマー病の原因でもっとも有力な説が、βアミロイド蓄積説です。
これは、βアミロイドが脳に溜まって萎縮しする事により発病するというものです。
若年性アルツハイマー病は遺伝によって発病すると言われていて、通常のアルツハイマー病と同じ、βアミロイドが原因と考えられています。
若年性アルツハイマーは進行が早いのも特徴で、発見が遅れると重症になってしまいます。
初期症状は不眠ややる気の低下など、うつ病などと似ていますので、早めに検査するようにしましょう。

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アルツハイマー病の原因に関する最近の研究発表

アルツハイマー病は脳内にあるアミクロイドβ前駆体タンパク質という物質から何らかの原因によって、神経毒性ペプチド(アミロイドβ)と呼ばれる物質が分離して残り、脳内部に蓄積されることが原因とされています。
しかし、最近福島医大の橋本康弘教授らの研究によると、アルツハイマー病の原因物質が脳の血管内皮細胞でも作りだされていることが、世界で初めて解明されました。

あわせて、原因物質を検出する抗体も開発されているので、もしこの研究が進むと、血液検査などによる、アルツハイマー発症の早期発見や治療につながる可能性が期待されています。
(新聞報道より)
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愛する人がアルツハイマー病になった時

若年性アルツハイマーの症状と検査

若年性アルツハイマーの症状で最初に気付くのは、新しい物事を覚えられないというものです。
同時に抑うつ症状や、不治の病を患っているという心気妄想などもあらわれます。
他にも、見当識を損なうため「ここはどこ?」や「今は何月か?」といった、時間や場所を上手く認識できなくなります。
また、味覚が上手く機能しない、着替えが一人で出来ない、上手く表現できない、といった症状もみられ、
病状が進行すると、覚えられないだけでなく過去の記憶もなくしていく事や、空間を上手く把握することが出来なくなり、迷子や徘徊などの可能性もあり、異常行動をとることもあります。
抑うつ等の症状によって、自殺願望が芽生えることがあり、周囲の方は気をつけてあげなくてはいけません。
それとは逆に、興奮して周囲にあたることもあります。
壁を蹴ったり、物をなげたり、時には周囲の人たちに暴力を振るうこともあります。また、多幸症といわれる症状もよくみられます。
多幸症は周囲からは幸せそうにみえるのですが、無関心になるなど気力を失いコミュニケーションが難しくなる可能性があります。
これらが重度に進行すると、寝たきりになることもあります。
若年性アルツハイマー病の検査は、初期の検査は長谷川式簡易知能検査やMMSEなどを使うことが多く、
疑いが強まると、X線CTなどを使って脳の萎縮を調べる等の検査をおこなうのが一般的なようです。
若年性アルツハイマー病は遺伝子が原因の一部だと明らかになっていますので、
最近は遺伝子異常の検査などもあるようです。

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若年性アルツハイマーの初期症状について

若年性アルツハイマーはをチェックする上で、若年性アルツハイマーの初期にどんな症状が現れるか知っておくことは重要です。
家族にアルツハイマー病者がいる遺伝的素質のある人は特に知っておいた方がいいでしょう。
また、過去に脳の外傷や腫瘍、薬物、エイズ、脳血管障害、パーキンソン病などの経験がある人は普段から注意が必要です。

アルツハイマーの初期症状は、うつ病によく似ていると言われます。
また、倦怠感が強くなったり、頭痛や不眠、不安感に襲われたりします。
性格的には頑固になったり極端に自己中心的になったり、客観的に物事を見れなくなって、全体を把握できなくなったりします。
仕事や作業をしたりする場合、以前に比べて著しく集中力が低下し、能率が低くなってくるでしょう。

あまり症状らしきものを過度に心配するのも考えものですが、家族などのこんな兆候が現れるなったら、やはりできるだけ早く医師の診断を受けた方が無難です。

生活の中での具体的な症状や心理的な変化については、医学関係の本などよりも、実際の経験を書いた体験記などを読んだ方が詳しく分かるでしょう。

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平成16年、53歳の若き町長が自らの若年性アルツハイマーを公表して辞任。絶望の淵から妻子の愛と町民の支えで「今」を生きていくまで。「若年性アルツハイマー病」を患った北海道雨竜郡北竜町の元町長・一関開治の不安や戸惑い、妻や子への想いを綴った本。

若年性アルツハイマーの治療

若年性アルツハイマー病は、早期発見が大変重要です。
完治することをあまり望めないので、出来るかぎり病状が軽い間に治療を始める事が重要なのです。

若年性アルツハイマー病の主な治療法は投薬治療と行動治療です。
投薬治療では「アリセプト」という薬をつかいます。
これは、脳のアセチルコリンエステラーゼの働きを抑制します。
アセチルコリンエステラーゼは脳のアセチルコリンを分解する効果があり、アセチルコリンが減少させてしまいます。
これを抑制し、脳のアセチルコリンをを増加させることによって症状の進行を遅らせる事ができます。
ただし、若年性アルツハイマー病の発見が遅れ、病状が重度のものになったいた場合、投薬を断られることがあるそうです。

行動療法は、普段の生活の行動簡易化、過去の出来事の回想、周囲の人とのコミュニケーション、音楽鑑賞の実施などが効果的とされています。
若年性アルツハイマーという病気は、早期発見、早期治療が大変重要になってきます。
若年性アルツハイマーと診断された場合、なかなか受け入れられない方も多くいます。
ですが、しっかり認識することで早期治療が可能になり、症状の改善に繋がりますので、
自身でしっかり受け止めることが最初の治療といえるでしょう。

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「まずお歳を聞かせて下さい」「ここはどこですか」「次の三つの言葉を覚えて下さい。いいですか、あさがお、飛行機、いぬ」「今日は何曜日ですか」「さっきの三つの言葉を思い出して、言ってみてください」人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。最初は物忘れ程度に思っていたが、若年性アルツハイマーの初期症状と告げられた。身につまされる傑作長編小説。